OpenClawの始め方 — インストールから初期設定まで

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OpenClawを使ってみたいけど、「どうやって始めればいいの?」と戸惑っている方は多いはずです。

この記事では、OpenClawのインストールから初期設定、Discord連携まで、実際の手順をステップバイステップで解説します。Linux(Ubuntu)環境を前提に進めますが、macOSでもほぼ同じ手順で動きます。

OpenClawに必要な環境

まず、OpenClawを動かすために必要なものを確認しましょう。

ハードウェア要件

  • CPU: 2コア以上(ARM/x64どちらでもOK)
  • メモリ: 2GB以上(4GB推奨)
  • ストレージ: 10GB以上の空き容量

VPSなら月1,000円前後のプランで十分動きます。自宅のPCやRaspberry Piでも動作しますが、常時稼働させたいならVPSのほうが安定します。

ソフトウェア要件

  • OS: Ubuntu 22.04/24.04、Debian 12、macOS
  • Docker & Docker Compose: コンテナで動かす場合(推奨)
  • Node.js 20以上: ネイティブで動かす場合
  • Git: リポジトリのクローン用

この記事ではDocker Composeを使う方法を紹介します。圧倒的に楽だからです。

必要なアカウント・APIキー

  • AIモデルのAPIキー: Anthropic(Claude)またはOpenAI(GPT)のAPIキー
  • Discordボットトークン: Discord連携する場合

OpenClawのインストール手順

Step 1: Dockerのインストール

まだDockerが入っていない場合は、以下のコマンドでインストールします。

curl -fsSL https://get.docker.com | sh
sudo usermod -aG docker $USER

ログアウト&再ログインしてから、動作確認します。

docker --version
docker compose version

Step 2: OpenClawのセットアップ

作業ディレクトリを作成し、Docker Compose用の設定ファイルを準備します。

mkdir -p ~/openclaw && cd ~/openclaw

docker-compose.ymlファイルを作成します。OpenClawの公式ドキュメントにテンプレートがあるので、それをベースにするのが確実です。基本的な構成は以下の通りです。

services:
  openclaw:
    image: ghcr.io/openclaw/openclaw:latest
    container_name: openclaw
    restart: unless-stopped
    volumes:
      - ./data:/home/node/.openclaw
    env_file:
      - .env
    ports:
      - "3000:3000"

Step 3: 環境変数の設定(.envファイル)

.envファイルに必要な設定を記述します。

# AIモデル設定
ANTHROPIC_API_KEY=sk-ant-xxxxx
DEFAULT_MODEL=anthropic/claude-sonnet-4-20250514

# Discord連携
DISCORD_TOKEN=your-discord-bot-token
DISCORD_CHANNEL_ID=your-channel-id

# Gateway設定
GATEWAY_PORT=3000
GATEWAY_SECRET=your-random-secret

GATEWAY_SECRETはランダムな文字列を設定してください。openssl rand -hex 32で生成できます。

初期設定ファイルの解説

openclaw.jsonの設定

data/openclaw.jsonはOpenClawの動作を制御するメイン設定ファイルです。主な項目を見てみましょう。

{
  "agent": {
    "name": "MyAssistant",
    "defaultModel": "anthropic/claude-sonnet-4-20250514"
  },
  "gateway": {
    "port": 3000
  },
  "channels": {
    "discord": {
      "token": "${DISCORD_TOKEN}",
      "channelId": "${DISCORD_CHANNEL_ID}"
    }
  }
}

設定項目はシンプルで、最低限上記の内容があれば動きます。細かいカスタマイズは公式ドキュメントを参照してください。

ワークスペースの構成

OpenClawは~/.openclaw/workspaceを作業ディレクトリとして使います。ここに以下のファイルを配置することで、AIの振る舞いをカスタマイズできます。

  • SOUL.md — AIの性格・口調を定義
  • AGENTS.md — 行動指針やルールを記述
  • TOOLS.md — ツール固有の設定メモ
  • MEMORY.md — 長期記憶(AIが自分で更新する)

たとえばSOUL.mdに「フレンドリーな口調で話して」と書けば、AIの応答スタイルが変わります。この柔軟性がOpenClawの魅力のひとつです。

Discord連携の設定方法

OpenClawの最もポピュラーな使い方は、Discordボットとしての運用です。設定手順を見ていきましょう。

Step 1: Discord Botの作成

  1. Discord Developer Portalにアクセス
  2. 「New Application」でアプリケーションを作成
  3. 左メニューの「Bot」からボットを作成
  4. 「MESSAGE CONTENT INTENT」を有効にする(重要!)
  5. ボットトークンをコピー

Step 2: ボットをサーバーに招待

左メニューの「OAuth2」→「URL Generator」で以下の権限を選択します。

  • Scopes: bot, applications.commands
  • Bot Permissions: Send Messages, Read Message History, Attach Files, Add Reactions

生成されたURLをブラウザで開き、ボットを招待するサーバーを選択します。

Step 3: .envにトークンを設定

先ほどコピーしたボットトークンとチャンネルIDを.envに記述します。チャンネルIDは、Discordの開発者モードを有効にして、チャンネルを右クリック→「IDをコピー」で取得できます。

Step 4: 起動して確認

docker compose up -d
docker compose logs -f openclaw

ログに「Connected to Discord」と表示されれば成功です。Discordの指定チャンネルでメッセージを送ると、AIが応答します。

起動後の動作確認

正常に起動したら、以下を試してみましょう。

  • Discordで「こんにちは」と送ってみる → AIが応答するか確認
  • 「今日の日付を教えて」と聞く → ツールが動作しているか確認
  • 「test.txtにHello Worldと書いて」と依頼 → ファイル操作ができるか確認

すべて動作すれば、OpenClawのセットアップは完了です。

トラブルシューティング

うまくいかない場合によくある原因をまとめます。

  • Discordに応答しない → MESSAGE CONTENT INTENTが有効か確認。チャンネルIDが正しいか確認
  • APIエラーが出る → APIキーが正しいか、クレジット残高があるか確認
  • コンテナが起動しないdocker compose logsでエラーメッセージを確認
  • ポートが開かない → ファイアウォール設定を確認(ufw allow 3000

面倒なセットアップを省きたいなら

ここまで読んで「手順が多いな……」と感じた方もいるかもしれません。実際、VPSの契約からDocker設定、Discord連携まで、慣れていないと半日〜1日はかかる作業です。

そんな方にはClawDockをおすすめします。OpenClawの環境がすでに構築済みで、面倒なセットアップなしですぐに使い始められます。「とりあえずOpenClawを体験してみたい」という方にぴったりです。

ClawDock — OpenClawをすぐに使えるマネージドサービス

まとめ

OpenClawのインストールは、Docker Composeを使えば比較的スムーズに進みます。ポイントをおさらいしましょう。

  1. Dockerをインストール
  2. docker-compose.ymlと.envを作成
  3. Discord Botを作成してトークンを設定
  4. docker compose up -dで起動

初期設定さえ済めば、あとはAIとの対話を楽しむだけです。SOUL.mdで性格をカスタマイズしたり、スキルを追加して機能を拡張したり、自分だけのAIアシスタントを育てていきましょう。

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